24日夜、都内のホテル。民主党代表選での菅氏と小沢氏の「全面対決」を避けようと、「仲介役」を買って出た鳩山前首相らを前にしてのことだ。 「オレが幹事長のままでも、参院選では45から48議席は取れた。それが44だ。(98年の参院選後に退陣した)ハシリュウ(橋本竜太郎・元首相)と同じ数字だぞ」 参院選大敗後も「けじめ」をつけなかった菅執行部を、痛烈に批判したのだ。小沢氏は「『静かにしていろ』と言うから静かにしていた。気分はよろしくない」とも語り、仙谷官房長官、枝野幹事長ら「脱小沢」色の強い執行部への不満も口にした。 鳩山氏は25日夕、首相官邸に菅氏を訪ね、対決回避に向けた最後の説得を試みた。 「小沢さんをきちんと処遇しないといけない。挙党態勢が大事だ」 小沢氏の憤りを鎮めるには、小沢氏を再び幹事長に起用するしかない、との確信が鳩山氏にはあった。「小沢幹事長」なら、枝野氏はもちろん、「反小沢」の