「海賊版サイト」対策を強化する著作権法の改正案をめぐり、柴山文部科学大臣は、改正案に懸念を示していた漫画家などにも参加してもらい、内容を議論し直す考えを示しました。 インターネット上の「海賊版サイト」の対策を強化するための著作権法改正案をめぐっては、漫画家や有識者などから、懸念が示されていたこともあり、文部科学省は13日、国民の理解が不十分だとして、今の国会への提出を見送ることを決めました。 柴山文部科学大臣は、15日の記者会見で「利害関係者を巻き込んで、オープンな形で議論を行うことに欠けていたと反省している」と述べました。 そのうえで、柴山大臣は「海賊版対策は喫緊の課題だ」として、懸念を示していた漫画家などにも参加してもらい、改正案の内容を議論し直す考えを示しました。