インターネット掲示板に小学女児の殺人予告をし、学校の教職員の業務を妨げたとして、威力業務妨害の罪に問われた千葉県船橋市丸山、無職杉田敦史被告(23)の初公判が二十四日、さいたま地裁(西野牧子裁判官)であった。同被告は起訴事実を認め、検察側は「単なるいたずらでは許されない。極めて反社会的」と懲役一年六月を求刑し結審した。判決は二十九日。 検察側は冒頭陳述などで、動機について「逮捕されるか、されないかのきわどい文章で勝負して、どれだけ反響があるか知ろうとした。愉快犯で酌量の余地はない」と指摘。小学女児を小魚のコウナゴにかけて「小女子」と表記し、魚だったと言い逃れができるようにしていたことにも「狡猾(こうかつ)的」とした。弁護側は「現在は反省している」と執行猶予付きの判決を求めた。 論告などによると、杉田被告は六月二十九日、自宅のパソコンからネット掲示板に「明日午前十一時に(三郷市立)丹後小学校