『ドラゴンクエスト』(以下、ドラクエ)シリーズといえば、ファミコンが注目を浴びるようになったころからの人気ゲームシリーズだ。『ドラクエII』まではデータの保存方法はパスワード方式で、ゲーム終了時に表示されるパスワードをメモし、再開するときに記入して終了時のゲームデータを復元させるというプレイ方法だった。 『ドラクエIII』からはバッテリーバックアップ方式となり、内蔵電池により自動的にゲームデータを記録することができ、パスワードを入力する必要がなくなった。これにより、パスワードを間違ったことによるゲームデータの消滅がなくなったのでかなり便利となった(ソフトにショックを与えてしまってデータが消えてしまうことは増えたが……)。 そんな『ドラゴンクエスト』シリーズだが、ファミコン時代はセーブデータを3つまで記録できたのに対し、今回発売されるニンテンドーDS用ソフト『ドラクエIX』はセーブがひとつし