口蹄疫(こうていえき)という病気が問題になっています。 5月5日時点で、宮崎県は新たに感染の疑いのある豚計13匹が見つかり、4カ所で飼育する豚計6213頭を屠殺(とさつ)処分すると発表しています。 たいへんな被害です。 口蹄疫(こうていえき)というのは、牛、水牛、山羊、羊、鹿、豚、猪、カモシカなどの偶蹄類の動物が感染するウイルス性の伝染病です。 口蹄疫は、その伝播力の高さや、子牛の高死亡率(成牛になるのは1%以下)などでおそれられている病気で、発見され次第、畜産物の輸出も禁止になる、。国際獣疫事務局 (OIE) リストA疾病でもあります。 感染すると、発熱、元気消失、多量のよだれなどがみられ、舌や口中、蹄(ひづめ)の付け根など、皮膚の軟らかい部分に水疱できます。 さらにこの水疱が破裂し、痛みで食物の摂食が出来なくなり、歩行が阻害され、乳収量や産肉量が減少するだけでなく、傷口から別な感染症を