1975年生まれの名和晃平は、「表皮」と「セル(細胞)」を概念とした作品を発表し、着実にキャリアを積み重ねて来た。その代表的な作品シリーズの新作が、メゾン・エルメスで開催されている。展覧会タイトル「L_B_S」は、彼が今回展示に選んだ作品シリーズ、Liquid、Beads、Scumの頭文字を取ったものだ。今回の個展は、会場であるガラスブロックで覆われたメゾン・エルメスの建物そのものが、彼のコンセプトに近いともとられ、それだけここでの展示は構成段階から塾考を要したという。 会場に入って最初に出会うBeadsの新作は、透明球に覆われた巨大なElk(オオシカ、ヘラジカ)。水晶だという、ひときわ大きな球体が目立つ。それがレンズの働きをして、鹿の毛並の表面が顕微鏡で覗いたように拡大され、不思議な知覚をもたらす。ビーズで覆うことで「表面のリアリティを吸い取っている」と彼は言うが、ビーズに覆われたモノは
Walls & Bridges 世界にふれる、世界を生きる Walls & Bridges ― Touching the World, Living the World 2021年7月22日(木・祝)~10月9日(土) 表現へと至る情熱によって、自らの障壁を、展望を可能にする橋へと変え得たつくり手たち。本展では「記憶と想像/創造」をキーワードに、まったく異なる生き様を背景に生まれた作品により、アートの根源的な魅力について思いを巡らせてみたいと考えています。 ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展 Johannes Vermeer and the Dutch Masters of the Golden Age from the collection of the Gemäldegalerie Alte Meister, Staatliche Kunstsammlu
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