「リヤカーブックス」の木村店長。品川駅港南口近くの「NTT品川ツインズオフィス棟」前の広場で営業している。 品川駅港南口エリアで6月30日、リヤカーで本の販売を行う「リヤカーブックス」が「品川経済書店」として営業を開始した。経営は、品川経済新聞を運営するノオト(品川区上大崎2)。 iPadに興味津々の子ども 新規事業としてリヤカー行商事業をスタートさせた同社。「前々から、地元品川で地域貢献も含めた商売ができないか考えていた」と社長の宮脇淳さん。1月に初の自著となる「思いどおりに働く!-20代の新世代型仕事スタイル」(NTT出版)を出版し、あいさつ回りで訪れたさまざまな書店が新規事業のきっかけとなった。 宮脇さんは「出版不況の一因が『若者の本離れ』であるなら、来ない客を店で待っていても仕方ない。品川駅港南口は、多くのビジネスパーソンが行き交う街だが、ビジネス書を購入できる大型書店が少ないこと