2010年3月18日 情報のさばき方 ■ 書評・レビュー サブタイトルは「新聞記者の実践ヒント」。日本には、朝日、読売、毎日、産経、日経と大手五大紙が全国紙として新聞界では非常に力を持っているのだと思いますが、その一つ、朝日新聞の東京本社編集局長が書いた新書です。タイトルは「情報のさばき方」と、メディア、ジャーナリズムとは離れて一般対象のようにしていますが、新聞記者生活30年という著者ですから、おのずと新聞記者としてのノウハウが盛りだくさんの本となっています。 ですので、新聞記者、ジャーナリストを目指す人にとってはその面で非常に役立つ本だと言えると思います。一方、肝心の情報のさばき方については、5つの基本原則を挙げていますが、最も重要なキーワードとなるのは「情報力はインデックス情報」ということ。 新聞記者というのは、各担当分野については、それは一般人よりはかなりの知識量、分別力を持っている
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