1979年7月、"酔えば酔うほど強くなる"のキャッチフレーズを引っさげ、「ドランク・モンキー 酔拳」で日本初登場を果たしたジャッキー・チェン。ブルース・リーのシリアスなカンフーしか知らなかった(その上、まだ幼かったために兄貴たちが振り回すヌンチャクに乗り切れなかった)当時の小中学生たちは「なんだこれは!?」と、コメディとカンフーがミックスした活劇に大興奮。続けざまに旧作・新作が入り乱れて公開され、日本中はまたたく間に"ジャッキー・ブーム"に包まれたのである。 ブームの中心にいたジャッキーは、79年当時26歳! 54年香港生まれで出生名は陳港生。7歳で中国戯劇学院に入学し、10年間京劇を学んだ後、「ドラゴン怒りの鉄拳」「燃えよドラゴン」などにスタントマンやエキストラとして参加。76年、そのブルース・リー作品の監督を務めたロー・ウェイの手で「レッド・ドラゴン」に主演を果たすが、興行的には今ひと
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