2011年5月に劇場公開されたアニメ映画「星を追う子ども」の監督である新海誠さん。作品を作りたいという情熱は迸っているが、映像制作技術はまだまだプロのレベルに達するものではなかった「自主制作アニメ」の中から、制作作業のほとんどを1人で行った上に並の自主制作作品では太刀打ちのできないような高品質な作品を作り上げたことで脚光を浴びた人物で、2004年の長編アニメ映画「雲のむこう、約束の場所」は、宮崎駿監督の「ハウルの動く城」を押さえて毎日映画コンクールのアニメーション映画賞を受賞するほどの出来映えでした。 その、新海誠監督のデビュー作品である「ほしのこえ」を中学生の時に見て衝撃を受け、映像制作の道に進んだ一人の少女がいます。それが、「この男子、宇宙人と戦えます。」でデビューを飾る21歳の新鋭、山本蒼美(そうび)監督です。 わざわざ自分で手描きしなくても、ある程度パソコンが使えればアニメを作れる