宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、今夏に打ち上げが予定されている月周回衛星「かぐや(SELENE)」や宇宙食に関するシンポジウム「JAXAシンポジウム2007〜探る宇宙 食べる宇宙〜」を開催した。司会進行は楠田枝里子さんが務め、各分野から専門家を招いてのトークセッションが行われた。 アポロ11号の月面着陸時はまだ学生だったという楠田枝里子さん 会場となったザ・プリンス パークタワー東京には、約1,000人の一般客が集まり、注目度の高さをうかがわせた。約2時間30分のシンポジウムでは、「『かぐや』が解き明かす月の起源と進化」「日本の有人宇宙活動は新たなステージへ--宇宙のくらしと宇宙食--」といった2部構成でトークセッションが行われた。 まず「『かぐや』が解き明かす月の起源と進化」の部には、「かぐや」サイエンスマネージャー 宇宙科学研究本部 教授の加藤學氏が登場。現在、アメリカやロシアだけ