「Second Life」に代表されるインターネット上の仮想世界の現状や“Web 3.0”への可能性について話し合うセミナーイベント「Virtual World-Conference 2007」が26日、東京都内で開催された。 ● 仮想空間にはWebに匹敵する可能性も 最初のセッションでは、「今、何が起きているのか?『仮想世界の現状』」と題し、Virtual World-Conferenceの代表で神奈川工科大学客員教授の深野暁雄氏が司会を努め、専門家らがコメントした。 まず、デジタルハリウッド大学院教授・セカンドライフ研究室室長の三淵啓自氏は、Second Lifeについてコミュニケーションという切り口からコメント。Webなど従来のメディアが文字や記号、概念によってコミュニケーションがとられていたのに対して、「Second Lifeでは、『これがきれいだ』といったような感性を共有できる。