ハッブル宇宙望遠鏡が危機に見舞われています。 先日お伝えした、ロシアの衛星と米イリジウム社の衛星の衝突事故。これにより現在この衛星軌道上では、撒き散らされた600個以上のデブリ(宇宙ゴミ)が時速28163kmで飛び交っています。 これが原因で、5月に予定されていたハッブルの修理ミッションが困難になる可能性が出てきました。破片が宇宙船や宇宙飛行士に当たったりするリスクが高まっているのです。NASAは2週間以内にリスト計算を行い、修理ミッションを実行するかどうかを決定するとのこと。そしてミッションを中止した場合は、ハッブルの寿命はあと1、2年となるとのことです。 宇宙の謎の解明が遠のくのは悲しいです… [Discovery via Wired] Sean Fallon(MAKI/いちる) 【関連記事】 ・宇宙人探しはハッブルにおまかせ ・「この宇宙はひとつの巨大なホログラムである」~GEO60