2007/07/30 日本電気(NEC)とNECパーソナルプロダクツ、日立製作所は7月30日、CPUとハードディスク(HDD)をまとめて冷却する新たな水冷システムを共同開発したと発表した。まずは、2007年の秋冬商戦向けに投入するNECのデスクトップPCに搭載される予定だ。 日立では2002年に、世界初の水冷ノートPCを発表。それ以来水冷システムの開発を続けてきた。しかし、最近では水冷システムに対する顧客ニーズの変化が見られるという。 「従来は、ハイエンドホームサーバ的なマシンをリビングなどに設置するために静音化が求められていた。こうした顧客はあくまでPCをPCとして認識してきた。だが今後は、地デジ搭載などにより、PCがいろいろな使われ方をするようになり、PC機能付きのテレビというとらえ方もされるだろう。そうなるとAV機器以上の静音性を実現しなければならない」(NECパーソナルプロダクツの