◇貨物列車、使用料引き上げも難航 寝台特急の減便で大幅な減益が予想されるIGRいわて銀河鉄道について、商品開発などの収支改善策を行ったものの、当初掲げた赤字圧縮目標額より6割程度の改善にとどまると見込まれることが、24日開かれた対策会議で明らかになった。同社線を通過するJRの貨物列車の線路使用料の引き上げも難航しており、今年度末まで続けて検討する。 県地域企画室によると、収支シミュレーションで今年度当期損益額は1億1800万円の赤字に転落、10年度には2億円近くに膨らむと見込まれている。同社や県、沿線市町村は3月以降、列車ダイヤ、企画切符の見直しや駅の整備、コスト削減などを進めてきたが、今年度圧縮目標額5100万円に対し、改善見込みは3000万円にとどまる。 貨物列車の線路使用料についても来年度以降、年1800万円改善される計画だったが、国の調整金は、来年度予算の概算要求では見直しされてお