■神戸大大学院教授・塚本昌彦さん パソコンやインターネットの普及、スマートフォンの登場…と、コンピューターのめまぐるしい進歩の中で生きている私たち。眼鏡のレンズをのぞくと、目の前にウェブの検索画面が現れる-。そんな「ウエアラブル(装着可能な)コンピューティング」時代の到来をいち早く“予言”し、約12年間ほぼ日常的にヘッドマウントディスプレイ(HMD)をはじめとするコンピューターを身に付け生活している神戸大大学院工学研究科教授の塚本昌彦さんに、コンピューターの現在と未来を語ってもらった。(聞き手 有年由貴子)「モバイルの次はウエアラブル」言い続け15年 --「ウエアラブル」とは何でしょう 塚本 コンピューターが50年前に生まれたとき、すごく大きかった。それがどんどん小さくなって、今ではポケットに入るようになりました。持ち運んで利用することを「モバイルコンピューティング」。その次のステップ、も