以前、とある人から「10万円以上のエステと10万円以下のエステをはっきり分けるのは「痛み」である」という話を聞いたことがあります。 「高いエステほど痛い」 これは、心理学的にも、非常に興味深い話だと思いました。 もちろん、痛いだけで効果がなければお客さんもつかないわけですが、高い料金を取って、お客さんに納得してもらうには、「痛み」があったほうがいいというのは、なるほどな、と思ったんです。 どういうことでしょうか? それは僕らがみんな「刺激依存症」であることと、関係しています。 傷つきやすさには個人差がある 僕らはみんな、本音のところでは「世界でいちばん傷つきやすいのは自分だ」と思っています。でも一方で、「傷つきやすさには個人差がある」というのもまた、実感でしょう。傷つくことによってすごく苦しむ人と、そこからぱっと明るく気分を切り替えることができる人がいる。 僕らの心はそもそも、何によって傷