山: ほう。 武: やっぱり、大人気なんだよ。じゃあどんな人たちにか、っていうともちろんアート好きな人たちっていうか、そう、「アート系」。アートに幻想を抱いてるっていう意味で。 山: なるほど。 ●日本の美術教育制度とアート 武: でね、なんで「美術館って何なんだろう?」って思ったのかって言うと、大竹伸朗の作品って美術館あるいはギャラリーに展示されてこその作品なんだよね。例えるなら、便器が美術館に置かれるとアートになるっていう手法(byマルセル・デュシャン)< http://ja.wikipedia.org/wiki/マルセル・デュシャン >「アート内限定」の「アート」なんだよな。「アートの為のアート」っていうのか。ちょっと説明しにくいんだけど、例えば大竹伸朗の作品が公園に置いてあった場合、「あっ、なんかこれ凄いかも」っていう発見はされないだろうと思うんだ。規定範囲内なんだけど、型破りを装
![武&山根の展覧会レビュー 大竹伸朗「全景 1955-2006」を観て どこに置いとくねん! って話やで。あの作品量。/武 盾一郎&山根康弘](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d47c9ecc3f3fb15de667bc31b9e265f2bbbb8bfd/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbn.dgcr.com%2Fimages%2Fdgcr-logo-icon.png)