Production Story #3:Katsuhiro Chiba『Kicoel』 〜 Cycling ’74 Maxですべてのサウンドとフレーズを生成させたDSP音楽集 〜 五線紙にペンを走らせるのではなく、DSPアルゴリズムをプログラムすることによって独自の音楽を生み出すアーティスト、Katsuhiro Chiba。Cycling ’74 Maxの使い手として知られる彼が先ごろ、約4年ぶりとなるセカンド・アルバム『Kicoel(きこえる)』を発表しました。高く評価されたファースト・アルバム『Silent Reverb』に引き続き、今作でも彼がライフ・ワークようにプログラムを続ける1つのMaxパッチで、すべてのフレーズとサウンドを生成。音のティテールをさらに研ぎすますため、パッチの核となるシンセサイザー・オブジェクトとリバーブ・オブジェクトはCで書き直したとのことで、前作以上に透明感
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