情報通信研究機構(NICT)は7月23日、22日に行われた皆既日食映像のライブ配信を、超高速インターネット衛星「きずな」や、各国の研究用ネットワークなどが支えていたと発表した。 動画のライブ配信は、国立天文台らのグループが奄美大島と硫黄島から、WIDEプロジェクトらのグループが中国の武漢、上海から実施。PCやプラネタリウムなどに配信した。 硫黄島の映像は、きずなで中継された後、研究用ネットワーク「JGN2plus」を通じて大手町に送られ、NHKのテレビ中継やWebサイトなどに配信。WIDEプロジェクトが米国や欧州、アジアの研究用ネットワークにマルチキャスト配信した。 日食の映像配信に関係した拠点は世界で32カ所、使用した帯域は合計で31.405Gbpsに上ったという。