大学入試センター試験に変わって、今年から導入された「大学入試共通テスト」。それを受験した国際教育評論家の村田学さんは「日本教育のガンは国語だとわかった。国語の出題形式が変わらないと、思考力や表現力は育たない」と語る。国語試験で感じた問題点とは――。 共通テストをお試し受験 1月16日、筆者は受験生として、第一回大学入学共通テストの受験会場にいた。 現在47歳。過去にセンター試験を2回経験したことがある国際教育評論家として、国が進める大学入試改革の目玉である「共通テスト」をお試し受験してみようと思ったのだ。 ちなみに、試験中にマスクから鼻を出して失格になり、トイレに立てこもって逮捕された受験生(その後、釈放された)が私なのではと心配する友人が多数いたが、私ではない。試験中、ずっとマスクをしていると耳が痛くなって、ズラしたりしていたが、幸いに注意されることはなかった。 緊張感に包まれたコロナ禍
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