COVID-19 感染症に対する大木提言(ver3) 慈恵医大外科統括責任者・対コロナ院⾧特別補佐大木隆生 2021 年 1 月 5 日 1) 緒言:昨秋からの感染者数の増大による医療ひっ迫、崩壊リスクの声を背景に 2021 年 1 月 4 日に政府が大きな経済ダメージを伴う緊急事態宣言を再度発出する方針と報じら れた。 感染者数が日本の数十倍でありながら英国や米国では医療崩壊が起こっていない。 にも関わらず、 なぜ本邦ではこの程度の感染者数で医療ひっ迫、 医療崩壊リスクが叫ば れているのか? 本邦における医療体制に大きな問題があることは明らかである。本邦においては本来 経済を止めずに十分 COVID-19 感染症(新型コロナ)に対応出来きたはずなのに誠に 残念な限りであり、 改めて新型コロナの対策として 2020 年 7 月に未来投資会議民間議 員としてまとめた本提言を更新した(文献 1