けれども右の図のように、縦軸を「対数目盛(たいすうめもり)」にしてグラフを描くと、直線からずれていることが分かります。なんだか頭打ちのようにも見えます。実際、このモデルは1000万人で頭打ちとなるのですが、その兆候が読み取れます。 「指数関数的」増加、つまり爆発的増加は、対数(たいすう)グラフだと直線となります。しかし、増加が鈍ると、直線からずれます。感染者の増加パターンは普通の目盛のグラフからは読み取りにくいのですが、対数グラフから読み取れるのです。 「何当たり前のこと言ってるの?」と、思った方は、新型コロナウイルスの感染者のグラフの読み方が分かっていて、これからどうなるか見通せる方です。今回の記事を読む必要はありません。 「ちょっと、日本語で説明してよ」と、思った方は、どうぞ続けてお読みください。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、各国が「外出制限」や「営業停止命令」などの独自の施策を打ち出していますが、「流行が拡大しているのか、収束しているのか」に目を向けた報道はほとんどありません。物理学などの自然科学についてわかりやすく解説するYouTubeチャンネルminutephysicsが、サイエンスライターのAatish Bhatia氏が作成した「COVID-19の流行が収束しているのかを示すグラフ」について、その有用性を解説しています。 How To Tell If We're Beating COVID-19 - YouTube 世界中でCOVID-19が猛威を振るっており、報道機関は「ニューヨーク州で確認されたCOVID-19の総感染者数が1万5000件を突破」といったニュースを多数報じています。 こういったニュースの問題点は、「総感染者数」に焦点を当てている
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く