路上演劇祭から1週間が過ぎた母の日。目黒区民センターに赴く。 5月の穏やかな日曜日を映し出す目黒川、区民センターはその川沿いの公園の一角に位置 する。 目黒区民センターでは、連合赤軍事件の全体像を残す会主催の「浅間山荘から40年 当事者 が語る連合赤軍」をテーマとするシンポジウムが午後1時30分から6時までの4時間30分間予定 されていた。 私自身は、連合赤軍にシンパシーがある訳でもなく、深い関心を抱いている者でもない。 このシンポジウムの企画を知った時に、持ち前の好奇心が頭を擡(もた)げ、恐いもの見たさの 現場主義とやらを貫徹しようと思ったのだった。 戦後の事件史の中でも衝撃度の極めて高い「連合赤軍事件」。 私には、昭和の青春の系譜の中でも見逃すことのできない出来事としてあった。 第1部は、映像で60年安保から全共闘運動、連合赤軍に至るまでを映像で振り返った。 60年安保闘争での国会突入