松山市の道後温泉にあるコンビニにツバメが巣を作った。ツバメの子育てを優しく見守る店側の粋な計らいが、話題になっている。 道後温泉本館の西約80メートル、道後商店街の中にある「ローソン道後ハイカラ通店」。夕方になると店の入り口の上にある看板「LAWSON」に明かりがつくが、頭文字の「L」だけは消えたままだ。 「AWSON」の理由がツバメ。5月になって、「L」の左下の部分にツバメのつがいが巣を作った。巣には5羽のひながおり、親鳥がせわしなく飛び交い、餌を運んでいる。照明が子育てに影響しないよう、店側は「L」の文字だけ点灯させない対応をとった。この様子がツイッターに投稿されると、「小さな優しさに心が温まる」「スワローソン」「ツバメのほっとステーション」などとコメントが寄せられた。 店のオーナー吉本周作さん(47)によると、最初に巣を見つけたのは昨年5月のこと。ちょうど明かりが切れた看板の工事が必