死体によりてんやわんやになるコミカルホラーはアルフレッド・ヒッチコック監督の『ハリーの災難』。 カナダの女流監督リン・ストップケウィッチが描いたのは、死体に異常な関心を寄せる女と彼女を愛する男の異色なラヴ・ストーリー『キスト』。 そして極めつけはドイツホラーの帝王!ユルグ・ブットゲライト監督の『ネクロマンティック』です。死体回収業者のロブは死体愛好家で、ネコババした死体をコレクションにし、死体愛好家の恋人と共に死体を愛でる幸せな日々を過ごしています。そんなある日、ロブは腐乱した死体を丸ごと手に入れました……。 その他ブットゲライトは『死の王』、『シュラム』を演出。それからコンドームが男のナルシスを襲うコメディだかホラーだかわからない『キラーコンドーム』の製作(主に特撮)にも関わっています。また本作のデザインは『エイリアン』のH・R・ギーガーが担当しました。 悪趣味映画の中の二大傑作 『ソド