先頃放送を終えたテレビ・ドラマ「野ブタ。をプロデュース」の第7回から第9回までを続けて見直し、これはやっぱり岡崎京子の「リバーズ・エッジ」に対する「本歌取」というか「返歌」というか「アンチ・テーゼ」というか「オマージュ」というか「引用」というか「サンプリング」というか何といったらいいのか本当はよく分からないけど、とにかくそんな感じの、少なくとも「リバーズ・エッジ」を激しく意識した作品であるという思いを新たにした。なにしろ「意図的」としか思えないほど共通の「要素」が頻出する。「東京の下町の川の畔にある高校」という設定をはじめとして、「河原に広がるススキの原」「橋」「校舎の屋上を舞台に交わされる会話」「校舎の屋上から見上げる空」等々、出るわ、出るわ… これが「意図的」でなかったら何なんだ? もちろん食い違いもある。「山田一郎」が「河原に広がるススキの原」で「白骨死体」を見つける代わりに、「修二