クラウドサービスの普及により自前でメールサーバを構築することは少なくなりましたが、自前で構築したメールサーバは他のシステムと連携しやすいなど自由度が高いのが魅力です。ただし、セキュリティの確保も自前でしっかり行わなければなりません。そこで今回は、SSL/TLSに対応したメールサーバを構築した時の手順をメモしておきました。 メールサーバの設定概要 メールサーバの設定概要は、以下の通りです。ドメイン名やIPアドレスはサンプルですので実際のものに読み替えてください。 今回サーバOSは、AlmaLinux を利用していますが、Rocky Linux や CentOS Stream など RHEL系のディストリビューションであれば同じ手順で設定できると思います。 メールアドレスのドメイン名example.com メールサーバのアドレス(FQDN)mail.example.com メールサーバのIPア
目次1 事前準備1.1 Postfixのインストール1.2 SELinuxの無効化2 main.cfの編集2.1 inet_interfaceの設定:接続可能なインターフェイスの設定2.2 mydestinationの確認2.3 mynetworksの設定2.3.1 記述例3 バーチャルメールボックスユーザーの作成3.1 バーチャルメールボックスの設定3.1.1 補足13.1.1.1 /etc/postfix/vdomains ファイル(例)3.1.2 補足2:virtual_mailbox_base をどこに指定するか3.1.2.1 virtual_uid_maps のユーザーディレクトリ内に格納するポリシーの場合のvirtual_mailbox_base 例3.1.2.2 システム共通とするポリシーの場合のvirtual_mailbox_base 例4 virtual_mailbox_
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