事件の本質はほとんど解明されていない 2020年3月16日に相模原障害者殺傷事件の判決がくだされる。結審後に、裁判員が2人も辞任するという、最後まで波乱の裁判だった。植松被告は、死刑判決でも控訴しないと言明しているから、これで刑が確定し、相模原事件は幕を降ろされてしまう可能性もある。 ただ、被告の責任能力の議論に終始し、事件の本質はほとんど解明されていないという声も多い。背景にある障害者差別の問題や、障害者施設のあり方、植松被告が現場で何を見てあのような考えに至ったのかといった問題は、審理の俎上にも上がらなかったような気がしてならない。 3月10日付朝日新聞で、れいわ新選組の木村英子議員がこう語っていた。 《裁判で被告は「意思疎通のとれない人は社会の迷惑」「重度障害者がお金と時間を奪っている」などと語った》 彼の言葉は心の傷に触れるので集中して公判を見ることができませんでした。施設にいた
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