国土交通省の庁舎内に10月、保育所「かすみがせき保育園」がオープンする。女性職員の育児支援が目的だが、技術系の男性職員が多い同省にとって「女性に働きやすい職場」をアピールする狙いもある。 保育所を運営するのは、小学館集英社プロダクション。国交省は地下1階の約150平方メートルの部屋を提供する。 対象は生後57日〜5歳児で定員は30人。同省の職員以外の一般の人も申し込める。入園金は2万1千円。開園時間は午前7時半から午後10時まで。一時保育も可能で、近くにある東京地裁で行われる裁判員裁判に参加した裁判員も利用できる。 国交省人事課によると、同省の管理職に占める女性の割合は0.6%(07年)で、全省庁平均の1.9%の半分以下。他省庁に比べ、建築や土木など技術系の仕事が多いことが一つの原因とみられるという。担当者は「保育所の設置で、職場の雰囲気も育児をする女性が働きやすいものに変わっていけ