スティレット スティレット(イタリア語:stiletto、ドイツ語: Stilett)は短剣の一種で、中世期後半、チェインメイル(鎖帷子)が普及し、それまでの剣等ではなかなか相手にダメージを与えられなくなった時代に発明されたと言われる武器。イタリアの北ヴェネト州で作られたスティレットはフセットと呼ばれる。 瀕死の重傷を負った騎士にとどめを刺すために用いられたということから、「慈悲」(ラテン語: misericordia、英語: mercy)の一撃を与えるという意味でミセリコルデ(英語: misericorde)と呼ばれることもある[1]。 十字架の様な形状で、先端が尖っている。また、短剣の部類としては長身で、大概は全長30cm程である。先端は鋭利だが、両側に刃は付いていない。針の部分が四角、三角、あるいは平たい形状のものもあるが、使い方は一緒である。殺傷を目的として、鎖帷子や鎧の隙間を狙っ