筆者の住む台東区は、気取ったところのない古くからの下町だ。一年を通じて、ほとんど毎月のように何かしらお祭りがあって、毎日が賑やかだ。同時に、国立美術館や博物館、東京芸大などがあり、ちょっとアカデミックな顔もあわせ持った街でもある。 浅草や日暮里と聞けば、あまりご当地に詳しくはない筆者のような関西人でも、思い当たるのは玩具と駄菓子だ。台東区にあるそうした玩具会社のひとつ、「サカモト」が、超楽しいお菓子の玩具を発売している。 カラフルなプラスチック素材の外観を持つ「ガムヌードル」は、板ガムを縦方向に細かく切って、ヌードル状にしてしまうシュレッダー型の玩具だ。上部のふたを開けてスリットに板ガムを入れ、右側のハンドルを時計の針回りに回転させると、なんと、下から見事にヌードル状に裁断されたガムが落ちて来る仕組みだ。 カラフルな数種類のガムでヌードルを作り、いくつかのヌードル状になったガムを組み合わせ