『ガリガリ君の秘密 赤城乳業・躍進を支える「言える化」』(遠藤 功 著、日経ビジネス人文庫)は、2013年に刊行された単行本『言える化』を文庫化したもの。 夏にうれしい国民的アイスキャンディ、「ガリガリ君」を生み出した赤城乳業を舞台としたビジネスノンフィクションです。 「なぜ、赤城乳業なのか?」が気になるところではありますが、そこには明確な理由があるようです。 多くの日本企業が勢いを失いつつあるなか、個性を際立たせ、活力にみなぎっている会社の代表格が赤城乳業だというのです。 単行本を出版した時点では6年連続増収(V6)を達成していたが、それ以降も勢いは衰えず、2018年にはなんと12年連続増収(V12)を実現した。 日本経済が縮んでいく中でも、会社は成長、発展できることを証明している。 厳しい経営環境をものともせず、赤城乳業はどうして成長、発展を続けることができるのか。 その秘密を解き明か