ドイツ・エッセンでケータリング業を営むシングルマザーのルル・ポトチュニクさん。コロナ禍ですべての予約を失ったと話す(2020年7月29日撮影)。(c)INA FASSBENDER / AFP 【9月12日 AFP】新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)に対するドイツの救済策は、その充実した内容から国内外で称賛を集めた。しかし、離婚してケータリング業を営むルル・ポトチュニク(Lulu Pototschnik)さん(51)にとっては、手が届きそうで届かない支援でしかなかった。こうした「制度の隙間」で苦しむシングルマザーは他にも多数存在している。 AFPの取材に応じたポトチュニクさんは、「娘と私はいつもなんとかやってきた。でも今回は、まるで取り残されてしまったかのようで、一日一日みじめさが増すような思い」と語る。 ポトチュニクさんはコンサートやフェスティバルの舞台裏でケータリングサー