サイバーコピースーツの触覚情報が画面に映し出される。画面の赤い点が接触部分=東京都文京区の東京大、長島一浩撮影公開されたサイバーコピースーツ=東京都文京区の東京大、長島一浩撮影 人体の動きと、体の表面に加わる力をモニターの画面で表示できる特殊なスーツを東京大の研究チームが開発した。 潜水用のウエットスーツのような外観で、「サイバーコピースーツ」と名づけられた。素材はウレタンや化学繊維で、圧力を感じるセンサーが1856個埋め込まれている。体に加わる力の大きさに応じて、モニターに大小の赤い点が表示される。 研究チームの原田達也・准教授(知能機械情報学)は「収集したデータを使えば、介護のプロの動作をロボットに再現させ、介護現場の重労働を減らすといったことも可能になるだろう」と話している。(山本智之)