カリフォルニア大学バークレー校(UCB)は、ハッカーが同校の医療サービスセンターにあるコンピュータに侵入し、16万人以上の在校生や卒業生の個人情報を盗み出した可能性があると、米国時間5月8日に発表した。 UCBの最高技術責任者(CTO)であるShelton Waggener氏が8日午後の記者会見で語ったところによると、個人情報盗難の被害にあった可能性が特に高いのは、ハッカー侵入時に社会保障番号がアクセスされた約9万7000人だが、ハッカーがそれらの社会保障番号と個人名を結びつけることができたかどうかは依然として不明だという。 攻撃者たちは公のウェブサイトにアクセスした後、同一のサーバ上にあるセキュリティ対策を施した複数のデータベースに侵入した。それらのデータベースには、社会保障番号や健康保険情報、さらに予防接種記録や患者が診察を受けた医師の名前など、治療そのものとは関係のない医療情報が