OracleがSunを買収するという報道が流れた。 ビジネス面での分析は、他にいろいろとなされると思うが、ここでは、Javaを使っている技術者としての印象を書きたいと思う。 OracleによるSunの買収への感想をひとことで言えば、落ち着くところに落ち着いた、というものだ。もしIBMによる買収話が流れていなければ、ドラマチックでもなんでもない話であるとも言える。 ここ最近流れていたIBMによるSunの買収という話は、Java技術者にとって、それが実現すれば現実的な影響も少なくないために非常に関心の高い話題だった。 Javaを通して見るIBMとSunの関係は、あまり仲がいいといえるものではない。開発環境でのEclipseとNetBeansの争いをはじめとして、Javaに対する主導権争いを繰り広げていたからだ。この争いが買収によって収まることは、技術者にとって、安定という面ではいいことであると