人に自分の考えや思いを伝えるには結局言葉しかできない。 僕はそう考えている。 考えているどころか、信仰に近い気がする。 これは、高校生の頃くらいからたびたび僕に立ちふさがるテーマで、立ちふさがるのは概ね友人や恋人とうまくコミュニケーションがとれないときだと認識している。 人にのめりこめばのめりこむほど、言葉を介したコミュニケーションで僕は苦労してきた。 友人や恋人や家族など、自分が思っている以上に人に対して無頓着で、言葉に関しても曖昧で無責任だ。怒りたくないから、怒るポイントをしっかりと伝えようとすればするほど、友人も恋人も家族もそこまで何も考えおらず、ただ、「難しい人」「理屈っぽい」「すぐ怒る」などレッテルを張られるだけだった。 「何で怒るかわからないから気にして何も話せない」と言われたことがある。人をクレイジー呼ばわりしたことよりも、「気にせず話していた」という事実に僕は驚いた。 何も
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