8月4日の長崎原爆資料館での講演会で、長崎市長の田上富久さんとお会いしました。 とても穏やかで、ふわりとした自然体の方ですが、裡には強い信念をもっていらっしゃるのを感じました。強い芯をおもちだから、自然体でいられるのでしょうか。強い……というのは、固い、強固……というのではないのです。もっとこう、言葉では言い表せない強さ。形あるものではなく、精神の自由さといえる強さかもしれません。 昨日の平和宣言をお読みになっていただければ、長崎に新しいタイプのリーダーが生まれたことがわかるかもしれません。この宣言のなかで、市長は「私たちはこれからどんな社会をつくろうとしているのか、根底から議論をし、選択をする時」と語り、対立ではなく議論を訴えています。そして、はっきりと「原子力にかわる再生可能エネルギーの開発を進めることが必要」と述べました。 また、「オバマ大統領、被爆地を、そして世界の人々を失望させる