日本ハムでの手腕を買われ、チームの再建を託された。 最重要課題は“編成哲学”のスタンダードを構築すること。 知略を武器にして、新生ベイスターズの挑戦が始まる。 筆者がはじめてGMと話をしたのは、ドジャースのプレスボックスでのことだ。 相手はポール・デポデスタ。そう、映画『マネーボール』でジョナ・ヒル演じる太っちょのGM補佐のモデルとなった人物だ。 「これまでとは違う発想でチームを強くしたいんだ」と語るデポデスタは、当時31歳。その言葉には自信があふれ、自分よりも年下のGMがとても眩しく見えた。 ちなみに実際のデポデスタはとても痩せていて、映画版では太り過ぎにデフォルメされており、というよりもあまりにもオタクっぽい設定だったので、自分の名前が使われるのを拒否した。 それから何人かのGMと話をした。ビリー・ビーン(アスレチックス)にジャック・ズーレンシック(マリナーズ)。いずれも語り口に独特の
![<横浜DeNAベイスターズGM> 高田繁 「最下位脱出のための再生プランを語ろう」(生島淳)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cb7e3ca3d3308e435cc8dc620ac63615c8385be4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fb%2F8%2F-%2Fimg_b8db68b3a0d933df831ed77a5afa3577169278.jpg)