使いやすいインストーラに始まり、よく考えられたデスクトップに至るまで、Mandriva 2007の提供する環境は美しいまでの一貫性を備え、新規ユーザに居心地のよさを感じさせる。Mandriva 2006ではより上級のユーザに適切なレベルのサポートを提供できていなかったが、Mandriva 2007にはデスクトップから設定を行うための各種ツールが含まれ、目につきやすい場所に並んでいる。こうしたツールの良さは冴えないパッケージ管理と役に立たないセキュリティレベルの分類、そして一部のマシンで生じる不安定さによって損なわれてはいるが、全体として見ればMandriva 2007はGNU/Linuxの最も進んだデスクトップ環境の1つとして生まれ変わっている。 Mandriva 2007にはいくつかのエディションがある。フリーソフトウェアしか使いたくない人の場合は、GNOMEかKDEのOneエディション