昨日、岩見沢駅から岩見沢建設協会まで歩いた途中、あたしを惹きつけたのは「菊水堂のおやき」であった。それは店に吸い込まれてしまった、という表現でよいはずで、気がつけばあたしは、店の中にいたのである。 そこには裏浅草的には(たぶん岩見沢的にも)フツーの存在であるじいさんとばあさんがいて、おやき(大判焼き)を焼いていた。 しかしそれは、あたし的には「大判焼き」であって、「おやき」といえば信州名物のそれである。けれど岩見沢的には「大判焼き」が「おやき」なのだろうな、なぜだ?と思いは馳せるが、その理由をあたしが知るよしもない。 種類は、あん、クリーム、チョコレート、おこのみ、ともう一つあった(たぶん)。お好みというのが珍しかったので、これはなんですか、と問えば、お好み焼きのようなものだよ、とじいさんは教えてくれた。けれども続きがあって、マヨネーズが入っているので食べにくいよなのである、あは。 それで