現在、第6話まで放送が終了している連続ドラマ『アンナチュラル』(TBS系、毎週金曜22:00~)。初回視聴率12.7%からスタートした本作は、多少の上下動はあるが、安定した数字をキープし、今クールのドラマのなかでも、高い評価を得ている。法医学をテーマに、人の生死に深く切り込んだ本作の魅力を、脚本家の野木亜紀子氏および、プロデューサーの新井順子氏への取材を元にひも解いてみる。 『アンナチュラル』は、石原さとみ演じる法医解剖医・三澄ミコトが勤務している不自然死究明研究所(UDIラボ)を舞台に、「不自然な死の裏側には、必ず突き止めるべき真実がある」という信念のもと、ミコトをはじめ、同じく法医解剖医の中堂系(井浦新)、記録員の久部六郎(窪田正孝)、臨床検査技師の東海林夕子(市川実日子)ら個性的なメンバーが活躍する1話完結の物語だ。 『アンナチュラル』ほか人気番組を「TVer(ティーバー)」にて無料
野木亜紀子の脚本は、法医解剖医の三澄ミコト(石原さとみ)と同僚の中堂系(井浦新)それぞれの過去の事件を縦糸として、毎回の事件が横糸となって織りなされている。 ミコトは、練炭による一家心中のたったひとりの生き残りであり、中堂は何者かに殺害された恋人の死の真相を追っている。 ふたりが所属している「不自然死究明研究所(UDIラボ)」は、警察や個人の依頼を受けて遺体の解剖をてがけ、死の真相を探る。法医解剖医としてはベテランの中堂は、自宅にほとんど帰らずに、職場に泊まり込む。 法医解剖の意味ついて、中堂はミコトに対して死の真相を明らかにしなければ「永遠の問い」を、遺体の家族やその周辺に残すと言い切る。 中堂自身が、恋人の死について「永遠の問い」を抱いている。恋人の遺体の解剖を執刀したのは中堂だった。口の中に赤い金魚のような赤斑が浮かんでいた。葬儀社の従業員に頼んで、同様の赤斑がある遺体があった場合は
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