多くの人が挨拶に来る菅直人・新首相(左上)とは逆に、小沢一郎(右下)のもとには人影がない =4日午後、国会・衆院本会議場(中鉢久美子撮影) 民主党代表選で新代表に選出された菅直人は、派手なガッツポーズで議員たちの拍手に応えた。 「まず、『ノーサイド』の宣言をさせていただきます」 決意表明に立った菅は、誇らしげに語った。「ノーサイド」とはラグビーの試合終了を告げる言葉で、戦いが終われば敵も味方もなくなるという意味が込められている。 「敵」と「味方」が入り乱れた代表選に勝利した菅は、達成感に満たされていた。代表選に出馬すること計7回。当選したのはこの日が3度目だが、今回は第94代首相に直結する勝利だったからだ。 菅はその後、国会内の民主党代表室に乗り込むと、さっそく人事に着手した。 人事のキーワードは「小沢傀儡(かいらい)政権からの脱却」だ。菅は3日の代表選出馬会見で、鳩山政権を事実上、支配し
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