著 前野隆司 技術評論社 1880円 平成19年9月 P115 和・美・技はいずれも調和の上に成り立っている。戦いのような緊迫感の上に、ではない。これは前にも述べたように、無意識の小びとたちが協力して「意識」の源を作り出して様とよく似ているのである。 P149 人間はなんて愚かなのであろう。本質的な目的のない人生を、他者との競争のために消費した後に死んでいく。 心の小びとたちがやっているように、強調して和の世界を築ければいいのに。 最終章の対談が面白い。著者の意見に真っ向から反論する姿勢が見え、緊迫感がある。