一体、サラリーマンとはなんなのか。元会社員である著名人たちが会社員時代を語る。"名刺を捨てた男たち" は当時何を考えながら働いていたのか。仕事へのモチベーション、プライベートとの比重、そして夢への挑戦……。 ひとつだけ言えるのは、全身全霊その職務に取り組み、中途半端な仕事はしなかった。そして、その経験が活きているからこそ、彼らの「今」がある。その核心にせまるべく、「For M」編集部は“名刺を捨てた男たち”にインタビューを敢行した。 ● ● ● 連載第二回目は、クレイジーケンバンドのリーダー・横山剣さんが登場! 仕事を持ちながら音楽活動を続けてきた経験が、現在のクレイジーケンバンドの音楽を生んだと言っても過言ではない。そこには、長年仕事と趣味の両輪で走り続けてきて培った、「仕事か、趣味か」という二元論ではない独自の価値観があった。 文:本橋隆司 写真:高橋宏樹 画像レタッチ:編集部