エサをめがけて立ち上がるカピバラの風(右)と夕=熊本市動植物園 「癒やし顔」で人気のカピバラが立ち上がってエサをねだる様子がかわいいと、熊本市動植物園で話題になっている。飼育係の松成忠広さん(45)も「短い手でねだるしぐさがたまらない。お客さんからも『かわいい』と好評です」とデレデレだ。 立ち姿を見せているのは、風(ふう=3歳)と夕(ゆう=11カ月)の母子。松成さんによると、以前は座りながらエサをやっていたが、昨年12月にエサを持ったまま立つと、夕も一緒に立ち上がったという。すると母親の風もまねして直立。以来、エサの時間になると、2匹は小さな後ろ足で立ち上がって、松成さんからエサをもらっているという。 カピバラは南米産の最大のネズミ。全国の動物園を回ってカピバラの写真集を出している東京都の会社員渡辺克仁さん(40)によると、関東や関西では人気を呼んでおり、ここ2年ほどで飼育する動物園