兵庫県尼崎市立尼崎双星高校で昨年、2年の男子生徒がいじめを受けて不登校になり、市教育委員会が、いじめ防止対策推進法に定める「重大事態」と認定していたことがわかった。今月22日に第三者委員会も設置して調査を進める。一方、男子生徒がユーチューバーに相談した動画がインターネットに公開され、再生回数が伸びるなどした。 尼崎市役所 市教委によると、男子生徒は昨年度、加害側の生徒らから机に落書きされるなどして教員に相談。保護者を交えた面談もしたが、その後、学校に通えなくなった。 市教委は昨年8月に重大事態と判断し、学校に調査するよう指示。稲村和美市長にも報告した。 一方で、男子生徒は昨年12月、「学校が動いてくれない」として動画配信で人気があるユーチューバーの男性に相談。男性は男子生徒とともに学校を訪問し、教頭らに「解決できていない」などと厳しく指摘する動画をインターネットで公開した。動画は3本あり、