txt:石川幸宏 構成:編集部 ブライダルビデオはどこへいく? Vol.02で酒井氏が示されていた通り、ウェディングムービーの世界においてDSLR/DSMCでの撮影は次第に増加傾向にある。しかし日本全国の結婚式場の実状から言えば、そのほとんどは従来の記録ビデオ的ないわゆる”ブライダルビデオ”であり、その現実はとても複雑だ。一般的に式場には外部のDSLRムービーを撮れるカメラマンが自由に入り込む余地は許されず、ビジネス的にも業界としてすでに出来上がっている。そのほとんどが制作会社との専属契約による提携などで、専属スタッフによる定型オプションとして設定されている場合が多く、そこでは別業者の撮影や個人のビデオ撮影も簡単には許可されない場合が多いのは周知の事実だ。さらにオプションという追加予算の面を考えると、実はビデオ撮影すら式のセットから外されてしまうケースも今は少なくないという。 実際に国内で