◇健康 健康補助食品として売り上げが伸びているサプリメントの業界が、この春から製造会社や販売会社の登録制度を始める。会員にサプリメント会社の多い「日本通信販売協会」(宮島和美会長)が、大手から中小まで入り乱れた形の業界の中で、製品表示や安全性などに対して、協会としてまとまって行動しようという取り組みだ。長寿社会を迎え健康サポート製品への関心は高まっており、利用者の期待に応える意味合いもある。 サプリメントは、厚生労働省の分類では、「明らかな食品」に対して「いわゆる健康食品」とされる。健康食品の市場規模は売上高ベースで約1兆円あり、内訳は錠剤やカプセルが約7000億円、ドリンクなど約3000億円となっている。中小の会社も多く健康食品を製造販売する会社が何社あるか正確な数字はない。今回、登録制度を導入する日本通信販売協会は、加盟する会員企業約530社のうち半分の約250社がサプリメントなどを製